ご挨拶

ご挨拶院長 馬橋康雄

 私は30余年の間、慈恵医大で基礎医学の研究に携っておりました。そこで初めのころ、心身医学に関心を持っておりました。現代生活の中では、多くのストレスにさらされ、心身のバランスを崩して多種の病を発症しております。
 身体を治すと、心も治るのか、心を治すと、身体も治るのか。その微妙なバランスのどこに、手を差し伸べると心身の健康が、取り戻せるものかと考えておりました。
 そこで思い浮かんだものが、東洋医学思想のいわゆる、気の存在でした。病とは心身の気の流れの滞りや、過不足した状態が現れたものであります。気の流れを正常に整え、自然治癒力を向上させて健康を維持するのが、すなわち鍼灸医学なのです。
 もちろん、腰痛、肩こり、膝の痛み、などの痛みを和らげる、動かなかった関節の動きを、取り戻すことも鍼灸の治療ですが、それだけではありません。
鍼灸を主体とした東洋医学は、心身のまるごと医療なのです。自然治癒力を引き出し、心身のバランスを保ち、健康体へと改善してゆきます。
 「病気を診ずして、病人を診よ。」との言葉がありますが、まさに当院の鍼灸経絡治療は、人丸ごと治療を目指しています。
身体の臓器や色々な器官は、個々に働いているわけではなく、連携して働いています。そこに心も繋がっているわけです。ですから悪い所だけを治しても本当の意味では、良くはなっていないと思います。そこで、恒常性を保つために気の調整が必要なのです。これが、経絡治療なのです。
 その事からも鍼灸経絡治療は、機能的疾患(働きが弱っておこる病)を得意として、内臓諸器官の慢性的な機能低下を防ぎ、長年苦しんでいる疾患に最適です。
 そして日々、笑いのある人生を過ごしませんか。笑篤鍼灸院の笑は、それを目指して治療をしております。

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